聴牌時の待ち選択
400型(単騎聴牌)の待ち選択は、多メンチャンの待ちを見抜くという、麻雀の戦術を習得するうえで最も(認知の面で)厄介な問題があるので後述するとして、まずは311型(非単騎聴牌)の待ち選択について考えていきます。
311型の待ち選択は、複合ターツから1枚切って単独ターツに固定する選択です。
聴牌から単騎待ち以外の待ち選択ができる場合、そのパーツは複合ターツであることを意識しながら打つことで、複合ターツの形に強くなることができると思います(例:













からは
か
を切れば聴牌なので、






は一種の(1面子1雀頭を含んだ)複合ターツである。それではまず、聴牌したらリーチするものとして、何待ちにすれば最もアガリやすくなるかという観点から待ち選択を考えていきましょう。
・良形で待つ
ここでの良形とは、5枚以上の受け入れがある待ちの事で、4枚以下の場合は愚形と呼ぶことにします。
基本的に枚数の多い方がアガリやすくなります。
非単騎待ちの場合、良形に相当するパーツは、
・リャンメン(

、14s待ち2種8枚)・3メンチャン(




、258p待ち3種11枚)・エントツ(






、149m待ち3種7枚)(








、2589p待ち4種10枚(








、14m58s待ち4種10枚)・一盃口シャボ(









、259p待ち3種6枚)(








、3467s待ち4種8枚)他に、








(36m1p待ち3種8枚)








(458s待ち3種9枚)があります。後のパーツほど見落とししやすいので注意しましょう。
・リャンメンで待てない牌で待つ
愚形であっても、他家から見てリャンメンで待てない牌で待つことでアガリ率を高めることができます。
ベタ降りの項目で述べたように、字牌待ち、スジ、ノーチャンスがこれに相当します。
これらの中では、基本的に他家が攻めてきた場合にも使われにくい、字牌待ちが最もアガリやすいと言えます。
但し、これらは出アガリしやすい待ち全般に言えることですが、先行リーチが入っていてこちらの待ちが先行リーチ相手に通しやすい待ちでない場合や、既に聴牌者が他に2人以上いる場合は効果が薄いので、特に使われてない可能性が高いと読めるのでなければ枚数の多い方に受けるべきであることには注意が必要です。
・待ちを端によせる
字牌待ちやスジ待ちほど効果的ではありませんが、数牌同士でも他家に使われにくい端寄りの牌が待ちになるほうがアガリやすくなります。
・枚数が同じなら種類を多くする
待ちが複数ある方が降りるのが難しい為、枚数が同じなら種類が多い方がアガリやすくなります。
よってカンチャンやペンチャンよりシャボの方がアガリやすいと言えます。
・比較要素が複数ある場合の待ち選択
基本はシャボ>カンチャンですが、カン2と3~7同士のシャボ、カン3と無スジ(両方のスジを切ってない)456同士のシャボとの比較であれば、カンチャンの方が僅かにアガリやすいようです。
微差なので枚数差がある場合や、赤受けがある場合はそちらを選びます。
19牌を含むシャボ、あるいは28牌を含むシャボで、28牌が2枚生きていれば1枚差でもカンチャンよりシャボに受ける方が有利です。
19牌を含むシャボについては、19牌が2枚生きていればカン3のスジ待ちより有利になります。
135から切る場合は、2が2枚切れ、4が0枚切れでも5を切ってスジ待ちでリーチを打つ方がアガリやすいようです。
246の場合でも3が1枚切れまでなら6切りでリーチします(赤がある場合でも、赤5が2枚以上あるルールでないなら6切りリーチ推奨)
但し、それぞれ7、8を切っていて、カン4、カン5が中スジになっている場合は中スジでリーチする方がアガリやすいと言えます。7を切った後5を切ってリーチしている場合は135の形からの切り出しが警戒されやすい為です(枚数差があれば枚数の多い方に受ける)。19牌を含むスジや字牌待ちであれば、残り2枚でもスジ待ちでない0枚切れカンチャンより有利でしょう。
良形同士の比較であれば、1、2枚程度の差はアガリ率にあまり影響を受けないので、上述のような要素があれば比較的出アガリしやすい待ちに受ける方が有利になると言えます。良形と愚形同士なら、多少愚形側が出アガリしやすくても良形有利です。
・河を強くする
同じ待ちなら河が強い方がアガリやすいと言えます。
通っているスジが少なくなるように、1234とあれば打1として端寄りの牌を切ってリーチします。
例外は124とある場合で、これは将来4が切られて壁ができることで3が出やすくなることを期待して4切りリーチとします。
河の強さに大差ないなら裏ドラ効率を考えます。
3456程度なら6切りリーチ。
基本は裏が1枚のる確率を上げた方が効率がいいので、1233456からは3切りリーチとします。
アガリ牌の枚数と待ちの種類との比較については一通り考察した(微妙なケースについては、山読みも重要な要素になりますが、それについては後の機会に述べるとします)ので、次回は、打点が絡む場合の待ち選択や、変化がある仕掛けやダマで聴牌の場合について考えていきましょう。
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