手作りの考え方実践編
今回はこれまで手作りの項目で述べてきた内容を実際にどのように活用していくのかを、何切る問題の解説を一例として取り上げていきます。
東1東家8巡目ドラ5p
(赤5777m6777p455677s)














・目的の認識、押し引き判断
東1局8巡目の平面何切るということで、目的は局収支期待値最大化。
判断は押しでよいでしょう。
・手牌のパーツ分け
面子が3つ、雀頭が1つ。
1シャンテンで面子候補不足です。
この面子候補不足の1シャンテンを、くっつきの1シャンテンと言います。
・打牌比較
まず浮き牌を切る選択を考えます。
打
、打
、打
が候補になります。
まず打
と打
を比較します。
6pはドラそばですが、赤5mはドラそのものなので、打点面では明らかに打
の方が優れています。
一方速度面では、3メンチャンの可能性がある打
に分がありますが、3メンチャンになる場合、打
でも良形(7枚)になります。
この時3メンチャン側が有利になる為には、3回に2回はドラ以外でアガり打点で損するデメリット以上に和了率で上回らなくてはなりません。
中盤のリャンメンリーチで約60%の和了率があることを考えると相当高い和了率が必要になります。
そして仮に3メンチャンになれば有利だとしても、先にこちら側が埋まってソーズ待ちになった場合に3回に2回はドラが出ていくデメリットを含めても尚有利でなくてはならないのです。
よって、3メンチャンの和了率が分からないとしても、余程極端な想定をしない限り、
打
>打
であることは言えるでしょう。
一般的にも、リャンメン以上であれば十分アガリ率があるので、3メンチャン以上になる可能性は打牌の優劣を考慮するうえで優先順位は低くなります。
次に打
と打
との比較です。
テンパイする枚数なら、打
の方が多いです。
(自分で5sのそばを多く使っている為)
然し4556が中膨れの形なので打
とすると、良形でテンパイする受け入れ枚数で大きく劣ります。
手作りの考え方でも述べたように、目先の受け入れ枚数より将来の受け入れ枚数を優先した方が和了率の面で有利です。
打点に関しても、打
ツモ6sならイーペーコー確定のうえドラを使いきれる分有利です。
よって打
>打
と言えます。
一般的にも、5667s6p(ドラ5p)とあったらドラそばより中膨れを残すのを優先した方がいいでしょう。
5引きならドラ1確定なので前者有利、6引きはやや前者有利ですが、7引きはやや後者有利(ドラが出にくい為)、4や8引きは後者有利だからです。
ここまでで打
有利と結論づけてもほぼ問題ありませんが、浮き牌切り以外の選択としてヘッドレスの形に受ける打
も考慮してみます。
一般的に雀頭よりターツが出来やすいのでヘッドレスにすると受け入れ枚数が大幅に落ちますが、今回は頭がかなり作りやすい(浮き牌がいずれも暗刻のそばで多メンチャンを形成している為)ので考慮の余地はあります。
実際、打
ならいずれも良形テンパイで、良形テンパイだけなら打
に2枚勝ります。
然しイーペーコーや7の三色同刻が消え、良形テンパイの枚数以上に打点で劣る受け入れが多くなります。
手作りの考え方2から、将来の受け入れ優先は打点についても言えるので、仮に愚形テンパイをテンパイでないとしても、打
>打
であると言えるでしょう。
期待値の算出どころか、受け入れ枚数すらまともに数えずに結論を出しましたが、手作りの考え方の、どちらが重いかを調べるなら目盛りがなくても天秤にかけるだけでよい。
お札の金額さえ分かれば小銭は調べなくても大抵の場合事足りるとはまさにこの事です。
今回のようにAとBを直接比較するのが難しい場合に、Bより明確に優れていて、Aとの比較をしやすいB'を想定してもA>B'だから、A>Bであるとするのも有力です。
実戦でいきなり比較するとなると、例え効率よくやっても時間がかかりすぎます。
ですから予めセオリーとしてある程度基準をまとめておくのです。
そうすれば関連牌の切れ具合といった実戦ならではの状況変化にも対応しやすくなり、打
といった比較するうえでセオリー化しづらい打牌を考慮する余裕もできるのです。
あれもこれもと考えていてはいつまで経っても正着は判りません。
正しい思考手順こそ肝心なのです。
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コメント一覧
今ちなみに手計算で単純なところまで期待値だそうかな~とか思ってたとこです。
ところで、これ幻魔に乗ったの?
ここ現麻2ですからね~。これは別所でちょっとだけ話題になった牌姿なのですよ~。
パーツ毎の具体的なセオリーについては、近オリの連載が始まってからやります。それまでに問題のストック作りと、手作り関連以外のコラムの執筆をやる予定ですが、肝心の凸氏の進み具合がよろしくないようで(笑)



