攻撃とオリ以外の打牌選択について


結果と押し引き判断の詳細で述べたように、明示的な攻撃がない場合でも、アシスト、差し込み、安牌残し、絞り、牽制といった、押し(ここでは、形テン取りも含めた、加点を目的とする攻撃的選択)以外の選択をする場合があります。 このうち、アシスト、差し込みについては、ぐっさんがとても素晴らしい記事を掲載されているのでそちらをご参照下さい。強いて付け足すとすれば、アシストする対象の他家の手が進んだ場合に、以前切って鳴かれなかった牌を再びアシストしにいく選択を残せるように、同程度に鳴かれやすい牌同士ではアンコやトイツ、スジで持っている牌を先に切るようにするということくらいですが、そちらの記事でも指摘されているように、アシストは手順よりもその判断の方が遥かに重要なので、そこまで意識する必要はありません。 残りの選択である、安牌残し、絞り、牽制ですが、これらはそれぞれ、その選択が主な目的である場合(つまり、アガリをほとんどみない場合)と、攻めつつ利用価値の低い牌を安牌と振り替えたり、鳴かれやすい牌を一旦絞るといったような、選択の主な目的があくまで攻めにある場合
とに分けられます。この二つは明確に区別したうえで、これらの選択における判断(どんな時にそうすべきか)、手順(具体的にどうすべきか)について、大雑把になりますが解説していきます。今回は安牌残しについてです。


安牌残しの判断


攻めるうえで利用価値のほとんどない牌よりは安牌を持つべきなのは当然なので、ここでの、「安牌残し」とは、攻めるうえで価値の高い牌よりも、守備重視で安全度の高い牌を優先して残す選択のこととします。攻めつつ安牌を残す場合は、攻めるうえでは必要な牌がどの程度価値があるのかを知る必要があるので、手作りの項目で解説することにします。 安牌の価値は、リーチを打つべき手牌になれば皆無ですし、リーチでなくても聴牌が取れれば大きく下がります。故に、1シャンテンであれば次巡聴牌が取れる可能性があるので、安牌を特別優先して残す必要はないでしょう。中盤(7巡目程度)以降の愚形残りの2シャンテン以下で仕掛けもきかず、将来他家の聴牌が入った場合に十分降り切れると言えない手(共通安牌2枚以下)であれば意識的に安牌を持つようにします。(十分に降り切れる手であれば基本は押しですが、局面に応じてアシスト、絞り、牽制を考えることもあることは押さえておきます。)


安牌残しの手順


安全度の高い牌を残すのは当然として、十分に降り切れるほど安牌がないうちは、鳴かれやすい(但し高打点にはなりにくい)牌を切ってアシストすることを考えます。そうすることで将来降りることが容易になると共に、横移動、安手の被ツモで済む可能性が高まることで失点を軽減することができるからです。このように押し引き判断のカテゴリーとしては別個に扱いましたが、安全度の高い牌以外を切れば安牌残しの目的は達成されるので、安牌残しは他の選択(アシスト、絞り、牽制)とセットになることが多いです。ただ放銃を回避する為に安牌を抱えるだけでなく、放銃以外の結果についてもなるべく自分に都合のいい展開になりやすいような選択を心掛けることで更なる収支の改善を見込むことができるようになると思います。


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