読書感想文「イメージする麻雀観」
「イメージする麻雀観」という書籍がある。
所謂「麻雀プロ」がどのような「思想」(憲法19条)考え方を持っているのかについて示唆してくれる書籍である。
なお、類似する本として、「イメージと読みの将棋観」がある。
さて、「イメージする麻雀観」という書籍に対しては、ネット強者を含めて様々な人がレビューしており、また、辛口のコメントもある(一番代表的なものとして http://togetter.com/li/83457 )。
しかし、ここでは、「イメージと読みの将棋観」と対比しつつ述べることにする。
何故なら、文章の構成に類似点が見られること、出版社も同じこと、「イメージする麻雀観」の方が後から出版されたことから、「イメージする麻雀観」と「イメージと読みの将棋観」から、プロ棋士とプロ雀士の差を垣間見ることができると考えるからである。
まず、気付いたのは、「イメージする麻雀観」において、和了率等の数値が全然出てこないということである。
ちなみに、イメージと読みの将棋観では数字はふんだんに使われている。
例えば・・・(以下、数値の部分は伏せた)。
「この局面の先手の勝率は40%」(これはプロが解答する局面で、自分のイメージを数値化しているものである)
「テーマ図(筆者注、プロに出題した図の局面)は平成10年度以降の公式戦で○局指され、先手の○勝○負という数字が残っている。」
(羽生先生と谷川先生の座談会・21世紀の将棋コーナーを語るのコーナーで)「(谷川先生)統計を取るなら、強い人同士の対戦が問題なんですよ。例えば、○○さんと○○さんの対戦はどうなっているんですか?」「調べてみました。○○ー○○戦はこれまで先手の○勝○敗。(中略)」「(谷川先生)それは大差だ」
これ以上の参考例は直接本を見て欲しい。
つまり、「イメージと読みの将棋観」においては、公式戦の記録などのデータがふんだんに使われている。
また、プロ棋士達もデータに対しては前向きであり、また、自分の価値を数値化することに消極的ではない。
他方、「イメージする麻雀観」においてはどうか。
・・・直接引用することは、避けよう。
ただ、「この形の和了率はn%」という数字はほとんど見られなかった。
「プロ公式戦での○○の条件での和了率は○%」という数値もなかった。
さらに、数値に対する検証(強いもの同士の対戦結果なら意味があるから、そのデータを調べること)などもなかった。
なお、「数値化」と書いたが、数値にすればなんでもいいというものではない。
自分の思想を客観的な形(指標)にして説明すること、この点が重要なのである。
少なくても、自分の思想を第三者に説明するのであれば。
なお、この酷評に対しては、様々な反論が考えられる。
さらに言えば、個人的には、「麻雀プロにそれを期待することは無理かな」と思っていたりする。
また、麻雀プロ団体は複数あり、その他の団体ではデータ分析とかがなされているのかもしれないし、それゆえ、十把一絡にするのもどうかと思わないではない。
だが、「なんだかな~」という感じは拭えない(「なんだかな~」の内容を具体化するとこのサイトの規約に抵触する相当の蓋然性があるので、ここでは言葉をぼかすことにする)。
なんだかな~。
(終)
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